小田実の“人生の同行者”であり、水墨画家でもある玄順恵氏が、ともに生きた小田実の作品の独自性、奥に秘められた著者の思いに迫る作品論。 さらに、玄氏のエッセイも掲載。 小田実とともに作家たちとの交友を通じて得た考察は、常にアジアを、そして世界を見据えていて、小田実の視点とも重なり合う。