作品案内

小説『子供たちの戦争』

画像はオンデマンド(本)版の表紙です

戦争は、戦争が始まる前と後を考えることが大事だ。満州事変、日中戦争、太平洋戦争、そして大阪大空襲で終る敗戦までの15年間、多感な少年が戦争を克明に見つづけた。子供の世界は大人の世界の鏡。最初、戦争はいつも日本の外で行われていたが、戦況が険しくなる頃、外での戦争は日本の中にも入ってきた。戦争による階級の逆転、強さへの憧憬は、いともたやすく戦争文化を鼓吹し、無垢な子供心を殺伐とさせる。9・11で幕開けした21世紀の初頭に子供の眼で「15年戦争」を描く短編集。

オンデマンド(本)版

小田実全集 小説

『子供たちの戦争』

2013年9月刊行

2,700円(税別)

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小田実全集 小説

『子供たちの戦争』

2013年9月刊行