作品案内

小説『アメリカ』

画像はオンデマンド(本)版の表紙です

前途有望な商社員の主人公が留学の地で見たものは、摩天楼の、田舎町のフェア(市)の、自由と民主主義の、テキサスの砂漠の、ゲイの、現代文明の、H・ミラーの、T・ウルフの、白人、黒人、黄色の、男と女の、そして空爆のアメリカ。それらアメリカを深く抱いた著者が、人間の性と人種差別の問題を、広大な大陸に降り注ぐ雨のように全編にわたってしたたらせた。その技巧は、世界文学そのもの。『何でも見てやろう』の生まれる前から構想、書かれていたというフィクションの巨編。

オンデマンド(本)版

小田実全集 小説

『アメリカ』

2010年7月刊行

5,300円(税別)

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小田実全集 小説

『アメリカ』

2010年7月刊行