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評論『これは「人間の国」か』

画像はオンデマンド(本)版の表紙です

大災害は、全ての虚飾をはぎとり、本質を顕わにする。「大震災」以後、より広く深まった思考を土台に、現代日本の災害と被災苦に対して書かれた論文、評論、小説などは、3・11を経た今、歴史的意味をもつ。被災者に対する「公的援助」の実現は、日本社会の民主主義の再生に必要だった。そう信じ、行動する作家の思考過程がここにある。そして、中野重治、埴谷雄高、開高健、鶴見良行らについての回想、自作の小説への省察は、小説家としての小田実の真髄と、さらなる円熟を披瀝する。

オンデマンド(本)版

小田実全集 評論

『これは「人間の国」か』

2012年12月刊行

3,500円(税別)

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『これは「人間の国」か』

2012年12月刊行