画像はオンデマンド(本)版の表紙です
1989年、東西冷戦の象徴である壁が壊れるまで西ベルリンは、法的に第二次大戦時の四連合国、米英仏ソの占領下にあった。ドイツの戦後は、ナチ・ドイツの戦争の歴史を直視し、それを克服することにあった。'85年から約二年間、著者が暮らした西ベルリンは、移民をも包摂する開かれた社会を求めてたたかう若者の力がみなぎっていた。近代国家成立以来、多くの点で相似する日独両国の歩みを、暮らしの目線から分析し、「強者の政治から弱者の政治」へと新たな方向性を示す。
オンデマンド(本)版
小田実全集 評論
『西ベルリンで見たこと 日本で考えたこと』
2012年3月刊行
3,500円(税別)
オンデマンド版の販売は2018年4月末日をもちまして終了しました。