画像はオンデマンド(本)版の表紙です
政治的共同体のしくみの中でしか生きることができない人間が、いかにして市民になるか? 市民による政治参加が、人間の美徳や善の追求、良き生につながるものとしてあるというアリストテレスの「政治学」を現代日本に反射させた本書は、小田実の「市民の政治学」だ。この世の中のありようはまちがっている、と思っている小さな人間、タダの人が、国家のしくみの中に否応なく巻き込まれながら巻き返すにはいかなる回路があるのかを、日常を生きつづける人びとの「現場」から解明した。
オンデマンド(本)版
小田実全集 評論
『世直しの倫理と論理』
2010年11月刊行
4,500円(税別)
オンデマンド版の販売は2018年4月末日をもちまして終了しました。